多肉植物は「水をやらなくていい植物」というイメージがありますが、夏の管理は意外と気を使います。特にエケベリアとコノフィツムは夏に休眠期に入り、この時期に水をやりすぎると根腐れします。ここでは、当店で扱う多肉植物の夏越し管理を品種別に整理します。
夏型・冬型・春秋型の違い ¶
多肉植物は生育サイクルによって3タイプに分かれます。夏型(アガベ・カランコエなど)は夏に活発に育ち、冬に休眠します。冬型(コノフィツス・リトープスなど)は夏に休眠し、秋から春に育ちます。春秋型(エケベリア・セダム・ハオルチアなど)は春と秋が生育期で、夏と冬は半休眠状態になります。
夏の水やり頻度 ¶
春秋型のエケベリア・セダムは、夏は月2〜3回程度に減らします。土が完全に乾いてから2〜3日後に水をやるイメージです。冬型のコノフィツムは夏の間はほぼ断水します。月に1回、鉢の縁に少量だけやる程度で十分です。ハオルチアは比較的水を好むため、月3〜4回程度が目安です。
夏の置き場所と遮光 ¶
エケベリアは直射日光に強いですが、真夏の西日は避けてください。50%遮光のネットを使うと安全です。ハオルチアは直射日光が苦手で、75%遮光か明るい日陰が適しています。コノフィツムは夏の間は涼しい半日陰に移動させます。いずれも風通しのよい場所に置くことが重要です。
根腐れしたときの対処 ¶
茎が柔らかくなり、葉が透明感を失ってきたら根腐れのサインです。鉢から抜いて根を確認し、黒ずんだ根を清潔なハサミで切り取ります。切り口を乾かしてから(2〜3日)、新しい乾いた土に植え直します。植え直し後は1週間ほど水をやらずに様子を見てください。
多肉植物の夏越しは、やることを減らすことが大切です。水と日光を控えめにして、秋を待つ。それだけで多くの場合うまくいきます。